食客

働き方改革関連法案が先日、国会で可決されました。

 

骨子はいくつから成り立っていますが、その中のひとつ、「高度プロフェッショナル制度の創設」は相応の注目を浴びているのではないでしょうか?

 

高度プロフェッショナル制度とは高度なスキルを持つ人には、賃金に対応する時間の制約を設けないので、結果として残業時間の概念を適用させないというものです。

 

ふと中国の紀元前にあった戦国時代の食客を思い出しました。

 

Wikipediaから抜粋すると、「食客(しょっかく、しょっきゃく)は、君主たちが才能のある人物を客として遇して養う代わりに、主人を助けるというもの。食客は、生計を封土からの収穫ではなく、その特別な技術・才能からの報酬により立てたので、「論客」「剣客」「刺客」等の語源ともなる。」

 

使えた主君からは、客としてもてなされる一方、必要とされたときには、その才能を如何なく発揮する。自由な身を保証されつつも、実行に関する責任感は人一倍強い個の集まり。

 

もちろん相互の信頼関係が強固であることが前提ですが、究極の高度プロフェッショナル組織のひとつではないでしょうか。