余裕と喜び

先週末にフランスの優勝で幕を下ろした、サッカーワールドカップ。

4年に1度の大会で、日本の躍進も相まって寝不足の日々を過ごされた方も多いのではないでしょうか?

 

そんな中、優勝したフランスチームのエースストライカー、エムバぺ(ムバッペ)選手の振る舞いが話題を呼んでいます。まだ19歳にして(本人は年齢を言われるのが嫌らしいですが)、この行為は本当に素晴らしいと思います。

 

◆約5700万円! ムバッペ、明言通りW杯の報酬金を慈善団体へ全額寄付

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180718-00795313-soccerk-socc

 

人事組織面から、この時、考えたことは、人は余裕があればあるほど、他人に対して出来る選択肢が増え、その結果、喜びが返ってくるという見方です。

 

「余裕」に関しては物的なもの、精神的なもの、様々ありますが、言ってみればこれは利己的な基準で大切にしているものがどれだけ満たされているかのバロメーター。一方で「喜び」は、利他的な行為を相手に与えることで得られる対価のようなものです。

 

誰であっても余裕がない(=利己的なものが満たされない)状態では、人に対して出来る行為や資源に余力が廻らない。余裕があればあるほど、お裾分けできるものが増えるので、無理なく相手のことを思った行為が続けられる。

 

社員自身にいろんな面で会社が「余裕」を与えることができたら・・・

その先のお客様へのサービスに対して社員がどう向き合えるか、推して知るべしですね。